11/01（火）2022

2020年10月10日に30周年を迎えられたそうです。おめでとうございます！

今回は西荻の花屋「エルスール」をご紹介します。

■「自分を表現する材料がお花だった」

オーナーの渡辺さんは服飾の学校を卒業後、アパレル業界で働いていました。その後「自分らしさを器、色、形などで自由に表現したい」と思ったことがきっかけで、お花の世界に飛び込むことに決めました。お店を開いたのは今から２６年前。それ以来ずっと西荻にお店を構えており、現在では電話注文やデザイン関係のお仕事の依頼も受けているそうです。

■独学でお花の勉強を

「バレエや音楽が好き」「モノ作りが好き」という渡辺さんは、豊かな想像力の持ち主。２６年前も「お洒落で、住宅街にあって隠れ家で、でも存在感があって、技術で人を呼んで・・・」と理想のお店をイメージした上で、現在のお店に決めたそうです。その当時の渡辺さんの想像通り、今では存在感がある隠れ家としてエルスールの世界観が多くの方に愛されています。「エルスールらしい」お花が好きで長く通うお客様が多くいらっしゃいます。

■独創的でエレガントな世界観

エルスールの世界観をつくっているのは、主に「白」や「緑」のお花。店内には一言で「白」や「緑」といっても、さまざまな色味のお花が並んでいます。

■「若い男性のお客様も最近増えてきた」

主に多いのは大人の女性の方ですが、ここ３～４年間で男性のお客様も増えてきたそうです。男性のお客様は特にプレゼントとして購入される方が多いとのこと。最近雑誌で掲載されたことから、さらに男性客が増えてきています。

エルスールには人だけでなく毎日通う「鳥」もいます。開店の時間を待ちわびていて、毎日この場所に餌を食べに来ます。

■お花の変化を楽しむ

「お花は生ものなので、環境などの条件によってどのくらい長持ちするか等変わります。そのため翌日に枯れてしまうお花もありますし、逆にずっと咲き続けている元気なお花もあります。もし一本だけ枯れてしまったら、新しく一本買い足せばいいのよ」と教えてくださった渡辺さん。「お花の変化を楽しむ」ことの大切さを学びました。

■最後に・・・

エルスールの世界観のように、とてもエレガントな雰囲気の渡辺さん。お花の魅力、楽しさを教えてくださっただけでなく、人生の先輩としても素敵な考え方を持つとても魅力的な方でした。

是非、みなさんも足を運んでみてください！